Footballコラム

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ワールドカップに出会った瞬間
はじめてワールドカップに出会ったのは、1990年中3だった頃の夜中。
テレビには1回戦ブラジル対アルゼンチンが録画で放送されていた。
小学でサッカー部に所属しサッカーが好きだったからか?
ブラジルのパスワークがすごかったからか?試合に見入っていた。

試合はブラジルが卓越した個人技とチームワークで圧倒的に攻めている。
いつゴールが生まれてもおかしくない状況が続く。
ブラジル強いな。勝つなぁと思って試合を見ていた。

1点を奪おうと前掛かりになったブラジルがボールを失う。
そしてボールはアルゼンチンの10番の選手へと渡る。
10番は胸板が厚くずんぐりっとした体型で背も小さい。
左足でドリブルをし始めた。

次の瞬間、おれの人生を決める衝撃が走る。
アルゼンチンの攻め手は10番と金髪のFWの2人だったが、
ブラジルのDFは3人いた。しかもまだアルゼンチン陣内でのドリブルだった。
10番は天才だった。ドリブルする姿に鳥肌が立った。
アルゼンチンはこの機会を待っていた。FWの選手が走りだす。
そして10番がスルーパス!ブラジルの3人のDFは完全に逆を取られた。
走り抜けたFWへ渡り、絶対にはずせないゴールが決まる!そして勝利。

この試合にはサッカーの醍醐味が詰まっていたと今思う。
一方的に攻め続けても勝てない。一人の天才のヒラメキが試合を決めることもある。
試合後に泣いているブラジルの選手、勝ったアルゼンチンの選手が印象的だった。

14年経つ今でもあの瞬間は忘れない。ワールドカップに出会った瞬間だった。
南米では2年を掛けて予選を必死に戦う。
本戦に出たとして、3試合しか戦えないかもしれないのに。
1993年ドーハで受けたショック。1997年ジョホールバールの感動。
ワールドカップには普段味わえない感動がある。

2002年ワールドカップは仕事を休みつつ4試合見に行った。あの衝撃にまた会いたくて。

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